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DEATH AND THE MAIDEN ノート (6)

今日は、叔母の告別式に行ってきました。
札幌は天気が良かったけど、風が冷たかった。
叔母の死に顔は穏やかでした。
最近はずっと会ってなくて、最後のお別れの時、叔母の頬の下に紅い花を
載せていたら、
少女の頃に、叔母がおいしいチョコパフェを作ってくれたことを思いだしました。
料理上手な叔母でした。

今年は、身近な人の告別式に出かけるのはこれで2回め。
死は日常ではないけれど、今はとても近く思えます。

さて、祐飛さん・ハードボイルド・ポーリナ逆襲開始です。
 
 これまでの場面を復習します。

ACT ONE
Scene 1 薄暮の中のポーリナの場面から始まり、
             ジェラルドの帰宅

   Scene 2 玄関ドアをたたく、ロベルト。
         彼は中に入って、ジェラルドと委員会の仕事などについて、
         意見をかわす。
         ロベルトは泊まることになり、ジェラルドはそのことを妻に告げて
         眠りにつく

そして、今日は Scene 3
薄暗がりの中で、舞台は暴力的に展開。

 まず、ポーリナが寝室から出て来る。
 引き出しから拳銃を取り出す。
 それから、ストッキングのように見えるものも持っている。

 彼女がロべルトの部屋に入った後。混乱した音、うめき声、叫び声が聞こえ
 そして、沈黙。
 音だけってのも、恐いですが。
 (このお芝居は、音で状況を表現することがありますが、それは、過去のポーリナの
 体験にも繋がっているのでしょう)

 暗がりの中から、彼女が出て来る。何かをひきずっている。
 それは、人間の身体のように見えるが、ここでははっきりしない。
 後にそれは人間だと分かり、彼女は椅子を動かし、そこにくくりつける。
 
 ポーリナは車のキーを手に、家を出ようとする。そして、立ち止まる。
 縛られたものを振り返って見る。そのときに、それはロベルトだとはっきりわかる。
 ポーリナは、自分のショーツをぬいで、ロベルトの口につっこむ。

さあ、復讐のゴングが鳴った!って、感じでしょうか。
英語のpantiesはショーツです。舞台でそんな場面、なかったよなぁと
思ってるのですが。
私、脳内で消してますか?

その後、ポーリナは家を出て行く。ロベルトの車の音。
車のヘッドライトが家の中を照らし、
その時、ロベルトがロープで椅子にくくりつけられているのが見える。
彼は意識を失っていて、猿ぐつわをはめられている。
 (あのストッキングを使ったんでしょうね。そして、口はパンティ入りのまま)
  車が去る。暗闇。

 Scene 4

Good morning, Doctor. ポーリナはよびかけます。

「ドクター・・ミランダ、でしたよね。そういえば、ミランダという名前の友達が、
大学時代にいたわ。
記憶力がいい子で、私たちは、『可愛い百科事典』とその子を呼んでいたの。
私、卒業証書をもらえなかったのよ。勉強どころじゃなくなったから。
あなたなら、その理由がわかるでしょう・・・」

 このあと、ポーリナの台詞、長いです。ほとんど1ページ。
 祐飛さん、がんばったな・・
 独壇場はしかたないんです、ロベルトはしゃべることができないから。
 身動きとれない風間さんの演技も見事です。

 こうやって、大学の話をしてから、朝食の話に移る。

「朝ご飯作らないで、こんなおしゃべりしてしまってるわね、私。
あなたは、ハムサンイッチが好きだったわよね。マヨネーズつきの。
マヨネーズ、ないのよ。でも、ハムはあるわよ。ジェラルドが好きだから・・」

  ロベルトは猿ぐつわをかまされているから、ずっと無言。

I just don't want to remove this-gag, you call it,don't you?
(私、これをとりたくないのよ- あなたは、この猿ぐつわ、
  gagって言ってたでしょう)

でも、そろそろ、ジェラルドを起こさなくちゃ。
公衆電話から車修理工を呼んだって、あなたに話しましたっけ?
もうすぐ、来るわ」

  (彼女は寝室のドアまで行って鍵を開け、ドアを開く)

The real real truth is that you look slightly bored.
(本当に、本当の、本当のことを言うとね、
 あなたは少しばかり退屈してるように見えるわ)

ポーリナは、ポケットにカセットを持っている。
もちろん、それは、あの曲。

   <NICK HERN BOOKSの、DEATHANDTHE MAIDEN を参考にしています> 
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No title

でるふぃさま
完全に脳内で消してしまわれたようですね。
もったいない…
暗闇の中でゆうひさんがネグリジェをたくし上げて、あの麗しい長いおみ足が、ぼーっと浮かび上がるあのシーン…ぜひぜひ記憶を手繰ってみてください。

ネグリジェをたくし上げた時、しっかり白い“見せパン”が見え、それを脱いでロベルトの口にくわえさせて、その上からさるぐつわをかませ、ぎゅっと縛り上げる。

鬼気迫るシーンであっけにとられてました…

夜野さま

教えてくださって、ありがとうございます。
これからも、このノートは夜野さま監修で、お願いします!

私は自分の記憶力に自信がないのです。
特に、心奪われた場面は、頭も何もかも吸い取られて、
何も残ってないのかもしれません。
ほんとに・・・なんか・・すごいお芝居を観ちゃったわけですね。

訳文についても、自己流ですので、あまりにも青井さんのと
違っていたら、教えてください!
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Author:でるふぃ☆
 私の花畑へ、ようこそ!

北海道在住。塾講師。
ニックネームのでるふぃは、花の名前デルフィニウムからつけました。
夏に咲く背の高い青い花です。

趣味は筋トレと花育て、書道と声楽を究める道を歩いています。
よろしければどうぞ、おつきあいください。

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