2017-10-06(Fri)

カズオ・イシグロの本

カズオ・イシグロさん、ノーベル文学賞受賞おめでとうございます!

 私は昨年の7月にこんな文を書いていました。 ↓ ↓

2016-07-24(Sun)

わたしを離さないで


暗い内容ですが、読みだすとぐいぐいと惹かれてしまいました。
作者のカズオ・イシグロは日本生まれのイギリス国籍の作家。
初めて私は読んだのですが、私の友人の中では人気があって、今は私も
もっと彼の作品を読みたいと思っています。

今回読んだきっかけは、テレビを見たからです。
出演が綾瀬はるか、三浦春馬ということで想像していたどのイメージとも
違ったドラマ映像、暗いストーリー、行きつく所は哀しみ。
でも、怒りはないのですよ。最初はみずみずしささえ感じる。
「このミステリーがすごい!」で2007年度10位と表紙にあり、
あ、これはミステリーなんだ・・と気づかされた。

最初はこの語っている主人公がなにものなのか、見当がつかない。
そのだんだんにわかってくる恐さ。たしかにミステリー。
土屋政雄さんの文が静謐で、品があります。
これは原作の香りなのでしょうか。
こんなのあるわけないっ、と思いながらもその世界にどっぷりつかって、
主人公たちに心を重ねていました。
 転載・終り



最初に彼の文がいい、と教えてくれたのはフランスに住む友達です。
彼女は何語で読んだんだろう?、そのことを聞くのを忘れていましたが、
彼のは日本より海外で先に評判になっていたのです。
この受賞のおかげで、日本でもイシグロさんの本を読みたいと思ってくれる人が
増えたらいいなと思います。

なんか、今、イシグロさんの世界を色で例えればすべてグレーがまじっている。
 グレーがかったピンク、
 グレーがかった青、
 グレーがかった黒・・・
喜びも悲しみも突き刺すようにでなく、霧の向こうから迫ってくるように、
ぼんやりと優雅に、だけど切実で。好みです。
いつか、英語で読んでみたいなと思うけど、まずは、「グランドホテル」を訳するという
使命(大げさ!・・自分的にですが)があるので。そして、英語力を鍛えないと。
さっそく、イシグロさんの本を市の図書館にリクエストしてみましたが、
やっぱり、数人待ちでした。大きな街ほど待つことはないのでしょうけどね。

2017-08-13(Sun)

かわいそうなゾウ

終戦記念日が8月15日なので、それにちなんで、
テレビでも戦争ものが多く見られますが、時に辛いですね。
好んで見たいとは思わないけど、目をそむけてもいけないと思う。
これが仕事になると、そんなことは言っていられない。

 第2次世界大戦の終盤時期、東京では空襲が続き、
上野動物園の猛獣たちが軍の命令で殺されました。
もしも、動物園が襲撃されたなら猛獣たちが逃げ出して人々に
危害をくわえる恐れがあるため。
この動物園には、客たちや飼育員たちに愛されていた3頭の象がいて、
彼らは毒殺のための飼料もかぎ分けるほど賢かったので、
水と食料をあたえないという方法で殺されました。
この実話が、中3の教科書に載っています。改訂される前も、その前もずっと
続けて載ってます。そして、毎年夏の時期に生徒たちはこの文を読みます。
うちの中3生徒は少ないけど、事情があって3組に分かれているので、
この象の話を、私は3回分読みます。

息子が小学生の時、国語の教科書で読んだ「そして、トンキーはしんだ」と
同じ象たちのことです。息子の朗読を初めて聞いたときに泣きました。
今は、泣きませんが、何回読んでも、何年間読んでも、悲しいです。
事実であったこと辛いです。私は想像するだけで辛いんだ、ということを
生徒に直接言います。
私は幸いにも、夫も、息子も、娘も戦場に行くことはなかった。
今の生徒たちが大人になっても、おじいちゃんやおばあちゃんになっても、
その孫たちが生きる時代になっても、平和な世の中でありますように、と
心から祈るのです。

教科書より、「Faithful elephants」の最後の1行が美しい文章なので、
ここに引用しておきます。rest in peace ・・この響き、音の流れが好きです。

Today, the three elephants rest in peace with other animals
under the monument at the Ueno Zoo.
現在、この3頭のゾウたちは、上野動物園の記念碑の下で、
他の動物たちと共に安らかに眠っている。

(Kairyudo: Sinshine English Course 3より)

2017-05-12(Fri)

「グランドホテル」を読む(3)

いよいよ、オットー・クリンゲライン、登場です。
この場所まではとにかく進んでおかないと、明日心おきなく旅に出られません。



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2017-05-07(Sun)

「グランドホテル」を読む(2)

今日は日差しは明るいのですが、風が強い。
畑仕事はお休み。母の施設では、母の日の塗り絵をしていました。
私は、生徒たちの『母の日、Thank you card』の試作をしてみようと思っています。
今日は「瑠璃色の刻」ドラマシティ楽です。
私はもう少し、グランドホテルにとどまっていたいので。

 今日のグランドホテルは、麗しのガイゲルン男爵登場です。

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2017-05-07(Sun)

「グランドホテル」を読む(1)

昨日、作者のヴィッキ・バウムについて語りましたが、
彼女がユダヤ人であったこと、大きいなと思います。
ナチズムの抑圧を逃れて、米国に移住できたヴィッキは、ヨーロッパでの
ユダヤ人たちの受難をきっと嘆いていたことでしょう。
今、「ワルシャワの日本人形」というユダヤ人収容所で亡くなった人たちのことを
書いた本も読んでいたので、特に思っています。
昨夜、WOWOWで映画「愛の嵐」も観たし。
それにしても、音楽家、指揮者の妻、ジャーナリスト、小説家、映画作家・・
行動的なヴィッキ、編集者をやめても、ジャーナリスト的な見方はきっと生涯
持ち続けたのではと思うのです。多彩な人生ですね。

 さて、やっと本文にかかります。
耳元にホテルのロビーの雑踏が蘇って来ます。あの回転扉から入ってくる客たち・・

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プロフィール

でるふぃ☆

Author:でるふぃ☆
 私の花畑へ、ようこそ!

北海道在住。塾講師。
ニックネームのでるふぃは、花の名前デルフィニウムから、つけました。
夏に咲く、背の高い青い花です。

宝塚ファンで、ささやかにおっかけをしています。
ライブの熱気に勇気や元気をもらっています。
ゆうひさんや、美弥ちゃんや、好きな花や本の話、
とりとめもなく話して行きます。よろしければ、お付き合いください。
 よろしく、お願いします。



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