佐藤正午 「月の満ち欠け」


不思議な、美しい本でした。
風が吹くような、音楽が聞こえてくるような。

 でも、特に美弥ファンとして。
ここに何人か出てくる大切な役割をもった女性たちは
みんな、「るり」という名前なのです。漢字なら、「瑠璃」
突然亡くなります。そして、違う人として生まれ変わる。

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太宰治を読む(斜陽)

「斜陽」を読んで、今更ながら、太宰はすごい!と思った。
没落していく上流階級の人たちが主人公になっている。
小説としてもおもしろいけど、むしろ、その背景が興味深い。
このヒロイン、妻子ある作家の愛人になり、その子供を産む。かず子。
それは実際にいた太宰の愛人がモデル。



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太宰治を読む(グッド・バイ)

雑誌編集長の田島は先妻を肺炎で亡くしたあと、再婚をした。終戦になり、妻と子供を妻の実家に預け、
東京で単身暮らしている。闇商売でしこたまもうけた。急に妻子供を呼び寄せて、生活を変えようという気になった。
愛人を10人近く養っているという噂がある。
それで、女たちと上手に別れなければならない。途方に暮れた田島にある先輩の不良文士が助言する。
「すごい美人を見つけて来て、そのひとに事情を話し妻を演じてもらい、その女たちに見せる。
そして、諦めさせる」
田島はやってみる気になり、それで見つけて来たのが、
かつぎ屋で「すごい美人」の永井キヌ子。

ゆうひさん、間違いなく、このキヌ子役でしょうね。傑作なの、この方は。
美人だけど声は悪い。がめつい。
この田島とキヌ子のやり取りがとってもおもしろい。
田島は優しいが、だらしない。太宰が入っている。
わかれようとする女たちの長所を未練がましく思い出したりするのも、
不要な優しさ。
こういう男がもてるなんてね。私はとってもいやだけど、このキヌ子は気に入った。
未完絶筆になっている。太宰は自殺したから。
もしも、このお別れプロジェクトが続いていたなら、
したたかで元気なキヌ子となら、きっと成功しただろう、と思える。
 今までにない、ゆうひさんが観られること、間違いなし。

太宰を読む



最近、病院通い(おもに母の付き添い。私のも一回)が数度あって、
どこも待ち時間が長くてちょうど良く、太宰を読んだ。

すごく若い頃、(おそらく高校生から20代の初めまで)
太宰治を読んだ。
最初は、かなりはまったかもしれない。そういう時期が私たちにはあった。
「太宰、よんだ?」「うん・・・」みたいな。
私たちは、普通に、ダザイ、と呼び捨てにして。それが粋なことのように思えて。
でも、それは流行病のようで、すぐに読まなくなった。まわりもそうだった。
青春時代に読んだ本を、その後、中年になって読み直したときに
自分が作家の年を越えているのが多くて、そして、読後感も変わったりするのだが、
 不思議。やっぱり、太宰は太宰だった。
太宰治の小説に出て来る、男性像。やっぱり、好きじゃない。

海の見える理髪店



好きな人が好きだと言っていた本だったので、
図書館にリクエストして先ほど、急いで読みました。

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プロフィール

でるふぃ☆

Author:でるふぃ☆
 私の花畑へ、ようこそ!

北海道在住。塾講師。
ニックネームのでるふぃは、花の名前デルフィニウムから、つけました。
夏に咲く、背の高い青い花です。

宝塚ファンで、ささやかにおっかけをしています。
ライブの熱気に勇気や元気をもらっています。
ゆうひさんや、美弥ちゃんや、好きな花や本の話、
とりとめもなく話して行きます。よろしければ、お付き合いください。
 よろしく、お願いします。



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