DEATH AND THE MAIDEN ノート(2)

新学期が始まり、新しく編成したクラスがなかなかいい感じに
できあがりつつあり、すごくうれしいです。
初めまして!の生徒たち。
最初の、お互い気を遣ったり、探り合ったりしている様子も好もしいです。

 さて、昨日から始めたこのノート。
表紙について語りましたが、ムンクの雰囲気だな・・と思ったら、
次のページに書いてありました。

 ムンク美術館にある、その名も、Das Madchen und der Tod
ドイツ語ですが、意味は 『 乙女と死』
ムンクは「叫び」で有名なノルウェーの画家ですが、
心象風景的な絵を描くので、私はとても惹かれた時期がありました。

で、このドイツ語タイトル、乙女と死が、シューベルトの曲とは逆になってますが、
気づかれましたか。
死は、Tod(トート)です、ドイツ語で。
つまり、エリザベートにつきまとう死の帝王は、ほんとは死そのもの。
若い女と死・・・こういうテーマはヨーロッパではよくあることなのでしょう。

それで、そろそろ表紙話は終えて、
次のページ、作者 アリエル・ドーフマンについて。

 Born in Argentina in 1942, Ariel Dorfman is a Chilean Citizen
 who was forced into exile after the 1973 coup that overthrew
 Salvador Allende.


ドーフマンは1942年にアルゼンチンで生まれたが、
アジェンデ政権がクーデターで覆された後、追放されたチリ人である。

いろいろ調べて補足すると、父親はアルゼンチン人で経済学の教授。
少年時代、アリエルはアメリカで過ごし、12歳の時にチリに移り、
のちに大学教授になる。
アジェンダ政権では文化担当アドバイザーのような立場にあった。
1973年にピンチェット将軍によるクーデターで国を追われた。
その後、アルゼンチン、パリ、アムステルダム、そして最後は
アメリカにたどり着いた。現在、デューク大学教授。

 でも、彼はまだアジェンデ時代の夢を忘れてないのです。
チリを愛している。だから、この戯曲を書いた。

でも、前書きにまず、
  ポーリナ、40歳くらい
  ジェラルド 彼女の夫、弁護士、45歳くらい
  ロベルト、 医者、50歳くらい

と、記述があり、そのあと場所設定として、

The time is the present and the place,
a country that is probably Chile but could be
any country that has given itself a democratic
government just after a long period of dictatorship.


(時は現代、場所はおそらくチリ。であるが、
どこの国でもよい、長い独裁政権を過ごした直後の民主主義の
国であれば)

という注釈がある。今もどこかで内乱が起きている。
このような世界で、ポーリナも、ロベルトもどこかにいる、という
作者の意図が感じられます。

 そして、やっと、この次はお芝居に入れそう。

   ≪NIICK HERN BOOKSの、DEATH AND THE MAIDENを
      参考にしています≫

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でるふぃ☆

Author:でるふぃ☆
 私の花畑へ、ようこそ!

北海道在住。塾講師。
ニックネームのでるふぃは、花の名前デルフィニウムから、つけました。
夏に咲く、背の高い青い花です。

宝塚ファンで、ささやかにおっかけをしています。
ライブの熱気に勇気や元気をもらっています。
ゆうひさんや、美弥ちゃんや、好きな花や本の話、
とりとめもなく話して行きます。よろしければ、お付き合いください。
 よろしく、お願いします。



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