母との会話

いつも行くジムで、元気そうな年上の女性たちを見ていると、
トレーニングをするのと同じくらい、おしゃべりにも来ているのだなと思う。
話すことでエネルギーを燃やしているような感じ。

 うちの母、もうすぐ89歳。
この連休はいつものように実家に泊まり、母と過ごした。
少し早い母の日の花束を渡し、昨日は特別ていねいな夕食を作り、
その肉料理、母は見事全部たいらげたので、うれしいびっくりだった。
そして、おしゃべりを聞く。もっぱら、聞く方。

アルバムを見ながら、母の若き日のことを聞く。
札幌の私立高を出てすぐに国鉄(今のJR)に就職した。
その3年後にやめているので、どうして、やめたの?と聞いたら、
戦争が終わって、男の人たちが戦地からたくさん帰って来て、
強制的にやめさせられた、のだそう。

 祐飛さんが出演したNHKドラマ「紅白の生まれた日」を思いだした。
あのNHKでも、男性社員がぞくぞく帰国して女子社員たちが、
私たち、もう、いらないんですよね、と、女性たちからあえて
会社を去ろうとしていた場面があった。
 母は女学生時代、戦時下だったんだなぁ・・

母は趣味の多いひとで、写真が好きだったこともあって、
趣味別のアルバムをいっぱい出してきた。
だんだんに飽きてきて、相づちをうつのも疲れてきて、
「次はゲートボールのね」と、また別な一冊を出してきた時に、

 「おかあさん、私、ゲートボール興味ないよ。
  それに、写真、おじいさんばっかしだし・・」と、思わず、
言ってしまった。
    悲しそうな母の顔。ごめん・・・失言したと思った。

でも、さえぎらないと、あのままずっと、写真話は続いていたんだろうな。
実の娘と言うのは、はっきりものを言ってしまうのだ。
優しくなることって、難しい。

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プロフィール

でるふぃ☆

Author:でるふぃ☆
 私の花畑へ、ようこそ!

北海道在住。塾講師。
ニックネームのでるふぃは、花の名前デルフィニウムから、つけました。
夏に咲く、背の高い青い花です。

宝塚ファンで、ささやかにおっかけをしています。
ライブの熱気に勇気や元気をもらっています。
ゆうひさんや、美弥ちゃんや、好きな花や本の話、
とりとめもなく話して行きます。よろしければ、お付き合いください。
 よろしく、お願いします。



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