DEATH AND THE MAIDEN ノート(23)

さて、ジェラルドが出て行きました。

ポーリナとロベルトの会話。
お互いのために嘘をつく、そんな夫婦もいるのだと、
私には発見もあった場所でした。



ロベルト
 もし、かまわないなら、便所に行きたいのだが。
 もう、君が付き添う理由もないのでは。


  Don't move, Doctor.There's still a little matter pending.
   (動かないで、ドクター。まだ、保留中のことがあるんだから)

  今日この日を信じられないくらい素晴らしい日にするために、
  あなたを殺す。


マダム、あなたの夫は、あなたを信頼しているから、
私たちを残して行ったんだ。


  私は、些細な、些細なことだけど、あなたが例の男だと決めつけることに
   少しだけ疑いをもっていた。
   ジェラルドの言葉は正しい。証明が必要、確固とした証明が。
   で、あなたの告白を聞いたときに、私の最後の疑いは消えた。


     ポーリナは銃口をロベルトに向ける。

私はジェラルドがくれた情報をもとに、告白を作り上げただけなのだ、
神がそのことを知っている。


  神さまの名を出すことはやめて。
  Stud という名前で気が付いたの。
  何度か、その名前を言ったわよね。大男だった、筋肉体質で、爪を噛む男。
  Stud.


その名前は、ジェラルドが教えてくれた。彼が帰ったら聞くといい。

  その必要はないわ。

   I knew he'd use my words for your confession.
   That's the sort of person he is. He always thinks that
   he's more intelligent than everybody else,
   he's always thinks that he's got to save somebody.
   I don't blame him
.
    (私は、彼があなたの告白のために私から聞いた話を使った
    ということを知っているわ。
    そういうことをするのよ、あの人は。
    彼は誰よりも自分が賢いと思ってる。
    彼はいつも誰かを助けなくては、と思ってる。
    私は彼を責めないわ。

     That's why I love him.(だから、彼のことが好きなのよ)
 
 私たちはお互いのために、うそをつく。
 彼は私のために、私を欺くし、私は彼のために彼をだますの。

     I gave him the name Bud, Doctor. 
       (私は彼に、Budと言う名前を教えたの)
 


ここら辺の会話を、幾分省略して載せて見ましたが、
息をつめて、このやり取りを聞いていたことを思いだす。
劇場全体が緊張していましたね。

 ロベルトが加害者であることを証明するために、ポーリナが仕掛けた
言葉のわな。
ジェラルドがロベルトと告白工作をすることは予想していた。
だから、わざとジェラルドに間違った名前を教えた。
ほんとうの加害者だけしか知らない Studというニックネームを、
ドクターは告白の中で使った。
実際に、ポーリナがジェラルドに教えたのは、Budという名前だった。

 Budは、つぼみや、未熟という意味です。
Studの、種馬、精力絶倫とは、まったく違う意味。
ポーリナの皮肉を込めた笑い声が聞こえてきそう。

  それだけじゃないのよ、まだ、小さな間違いをあなたは犯した。
  小さな嘘をいくつか、ジェラルドに話した中に入れといたから。
  それらをあなたはちゃんと訂正したの。

  だけど、あなたが有罪だからって、殺すわけじゃないの。
  ドクター、あなたが全く、後悔してないからよ。
  私は、ほんとうに後悔した人しか、許さない。
  

    
   銃を向けるポーリナ。
    祐飛さんの、怒りに燃えているのに冷めているようにも見えた
    瞳を思い出しています。  


  **NICKHERNBOOKS DEATHANDTHEMAIDEN
        by Ariel Dorman を参考にしています**

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でるふぃさま
祐飛さんの次の公演が始まる前に、私の感想も終わりたい…と少し焦っています。でるふぃさまの記事を読みながら、自分の記憶を蘇らせたり、あ、そうだったっけ?と驚いたり…
英文で読むと、また違うニュアンスが感じられたり、想像がさらに膨らむ感じです。
でるふぃさまは、もうすぐ終了ですね。最後まで、楽しみにしています。

夜野さま

いつも、ありがとうございます。
夜野さまのブログでまた、あらたに発見をいただいてます。
観劇の後々まで、こんなに楽しめる作品だったとは。
こちらの方はもう少しで終りなんですが、
ドーフマン氏の後書きが長くて、熱くて。
どこまで忠実に訳すか・・考え中です。

この次の公演では、どんな新しい祐飛さんに会えるんでしょうね。
ほんと、いつも、ドキドキ刺激的な我らが贔屓であります。
 目が離せない。
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でるふぃ☆

Author:でるふぃ☆
 私の花畑へ、ようこそ!

北海道在住。塾講師。
ニックネームのでるふぃは、花の名前デルフィニウムから、つけました。
夏に咲く、背の高い青い花です。

宝塚ファンで、ささやかにおっかけをしています。
ライブの熱気に勇気や元気をもらっています。
ゆうひさんや、美弥ちゃんや、好きな花や本の話、
とりとめもなく話して行きます。よろしければ、お付き合いください。
 よろしく、お願いします。



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