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ゴーリーの世界

2015.09.08

前に、「うろんな客」という本を取り上げました。
その後、この絵本作家が気になって、
近くの図書館に行ったら、たちまち5冊が手元に。
この本に囲まれて、なんか、ゴーリーの世界に酔っぱらっちゃったみたいです。
不思議・・・かなり、悪趣味。不思議、気持ち悪い。
でも、線が綺麗。仕事が綺麗。変な生き物が、可愛く見えてきたりする。



5冊とも、テーマ、個性が違うのもおもしろい。
今、膝にのせている「不幸な子供」は、ほんとうに、可哀そうで、
バーネットの「小公女セーラ」のように、裕福な少女が父親の死により(ほんとは死んでない)
どんどん、不幸な扱いを受けて、まわりはみんな悪い人で、
何にも救いがなくて、最後なんて悲惨。
でも、その女の子のだんだん変になっていく小さな顔が愛らしくて、
私はたまらなく、いとおしくなる。

そして、背景の細かく書かれた線の美しいこと。不安なこと。
この作者はどんな精神構造を持って、どんな作業工程で描いた人なのだろうと、
すごく興味がある。
女の子につきまとう不幸を呼ぶ鳥みたいな奇怪な生き物もデザイン的には
ユニークにも思えてきた。
ハッピーエンドなんて、考えてないんだな。
全然、読者にこびてないって所がいい・・あるいは、わざとその意外性を狙っているのか?
 なんか、いつまでもだらだらと、この本の話をしたい。
   はまっちゃったな・・・

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