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満月の夜

2016.09.16


昨日、スーパーで買ってきた「十五夜セット」の花です。
すすき、ミニひまわり、ほうづき、リンドウ。
この後、活けなおしてテーブルに飾り、一緒に買った串団子を備えました。

 「うちのおふくろは、いっぱい団子作ってたなぁ・・」と夫がつぶやく、
ごめんね。この日は授業が一番多い日で、だんご手作りの余裕なし。

 生徒を見送って外に出るたびに月を見ていた。
算数を終えて帰る小6ちゃん。
少し前までは外が明るかった6時半。でも、今はもう薄暗い。
生徒の後ろ姿を見送りながら、十五夜を思い出して、
「○ちゃん、月がキレイだよ!」と声をかける。
急に振り向いた子が月を見上げてニッコリ笑い、また駆けだす。
この子は幼稚園から通っている。すっかりたくましくなった後ろ姿、
でも、1人の帰り道は心配なのでその姿が横切って見えなくなるまでは見送った。

 その15分後に来た、中2くん。
どうしてなのかな・・とつぶやくのがクセ。
どうして、こんなに単語おぼえるのが苦手なんだろ?
憶えるのが苦手でしかも忘れやすい。それを聞かれても、私は良い答が見つからない。
(私は・・ごめんね、単語おぼえるの速かったし、楽しかった。
 でも、今はいい年だから全然おぼえるの苦手。でも、まだ努力しているよ。
 一緒にがんばろうね、としか言えない)
人の何倍か時間かかるだろうけど、前に進まなくちゃね・・と。
同様のことを迎えに来た車の中の母親にも言う。
7時45分。やっぱり、月はやさしく見守っていた。
    努力が形になるといいな、いつか。

 最後の授業は8時前に始まった。
中1ちゃん、途中で寝てしまうのはこれが初めてではない。
遠くの学校へ電車で1時間かけて通って、スポーツ部活も始めて大変そう。
英語が好きで小学生時代はよくしゃべって、よく笑う子だったのに、
今は表情がない。
「これからのこと、考えてみます」と迎えに来た母親が言った。
中学生になって生活が変わると、それまでと同じように
うちの教室へ通えなくなる子も今まで何人もいた。
寂しいことだけど、その子の気持ちが一番大切。
おそらく、今月いっぱいでこの子とお別れが来る。
それもしかたないな、と月を見ながら思う、9時30分。
生徒の成長に寄り添いながら、いろいろな思いがある。
見上げる月がしんとして、OKだよ、と言っている気がした。

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