2017_08
13
(Sun)01:25

かわいそうなゾウ

終戦記念日が8月15日なので、それにちなんで、
テレビでも戦争ものが多く見られますが、時に辛いですね。
好んで見たいとは思わないけど、目をそむけてもいけないと思う。
これが仕事になると、そんなことは言っていられない。

 第2次世界大戦の終盤時期、東京では空襲が続き、
上野動物園の猛獣たちが軍の命令で殺されました。
もしも、動物園が襲撃されたなら猛獣たちが逃げ出して人々に
危害をくわえる恐れがあるため。
この動物園には、客たちや飼育員たちに愛されていた3頭の象がいて、
彼らは毒殺のための飼料もかぎ分けるほど賢かったので、
水と食料をあたえないという方法で殺されました。
この実話が、中3の教科書に載っています。改訂される前も、その前もずっと
続けて載ってます。そして、毎年夏の時期に生徒たちはこの文を読みます。
うちの中3生徒は少ないけど、事情があって3組に分かれているので、
この象の話を、私は3回分読みます。

息子が小学生の時、国語の教科書で読んだ「そして、トンキーはしんだ」と
同じ象たちのことです。息子の朗読を初めて聞いたときに泣きました。
今は、泣きませんが、何回読んでも、何年間読んでも、悲しいです。
事実であったこと辛いです。私は想像するだけで辛いんだ、ということを
生徒に直接言います。
私は幸いにも、夫も、息子も、娘も戦場に行くことはなかった。
今の生徒たちが大人になっても、おじいちゃんやおばあちゃんになっても、
その孫たちが生きる時代になっても、平和な世の中でありますように、と
心から祈るのです。

教科書より、「Faithful elephants」の最後の1行が美しい文章なので、
ここに引用しておきます。rest in peace ・・この響き、音の流れが好きです。

Today, the three elephants rest in peace with other animals
under the monument at the Ueno Zoo.
現在、この3頭のゾウたちは、上野動物園の記念碑の下で、
他の動物たちと共に安らかに眠っている。

(Kairyudo: Sinshine English Course 3より)

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