2014_11
24
(Mon)23:45

状況に助けられた

今日は休日でしたが、授業は行いました。
来月、観劇ツァーでつぶれる月曜分の振り替え授業です。
ほんと、私、振り替えの多い困った先生なのです。

それで、今日の算数(数学)クラスで、
そのときは、わからなかったけど、今思うと、ああ、そういうことだったんだ・・と
気づいたことあり。

小6の女の子、特に思考力が秀でているわけではないけど、
気が強くて、単純な積み重ねに耐えられる子で、いつのまにか、
うちの教室の学習レベルでは他の6年生たちの中をたんどツトップで走り、
今は、中学の勉強を始めて、1か月経った。
ここまで来て安心したのか、疲れたのか。

負の数というものに出会って、ぴたりとその走りがとまった。
マイナスの意味がわからない。説明してもぴんと来ない。
数直線上にゼロより少ない数があって、それにプラスするとき、
マイナスにするときの動き方がわからない。
それなら、と単純に作業として教えても、頭に入って行かない。

マイナス、プラスの入り混じった式が10題あるプリントを前に、
今日は1題、1題、「わからな~い!」と連発して、私を呼ぶ。
もう、うんざりして、
「あなたは、今まで根性で走って来たんでしょう。
もう、私は数直線でなんども書いて、説明したんだから、あとは自分で集中して
一人で考えなさい!あなたなら、できるでしょ!」と言い放ったら、
その通りにして、しばらく考えて、そして、その大体の答はあっていたのだ。

 おっ、光が見えて来たね・・と言ったら、にやっと笑った、その子。

時が熟した・・そんなタイミングだったのだ、ということなのかもしれないが。
あんな単純な根性論説教を、素直に聞いて実行したということが
なんか、あっけなくて、信じられなかったけど。
上手く行ったから、それでいいんだけど。

 今、ぴかっと来たのだ。
大体、その子はいつも、同年代のうるさい、勉強嫌いの男子たちと一緒に
勉強している。その子たちの中に混ざって、「ああ、やだぁ、もう」
「めんどうくさっ」などと、わめきながら学習している。

でも、今日はその子たちは来ず、
替わりに一緒だった子は、3年生の真面目な女の子。
最近ここで算数を始めた子。英語でも優秀なのだけど、算数もよくできて、
今日も、順調に進んでいる。静かで、速くて、正確。
その子が、隣で勉強する小6さんと私のやり取りを、聞くともなく聞いている。

3年前のあの子のように、やる気でいっぱいで、気持ちよく進んでいる小3ちゃんに、
優等生の先輩としては、かっこわるいところ、見せたくなかったんだな・・と。
思いがけなく、その状況で救われることもあるのだな。
こういう、その場のメンツで生まれる化学反応。
予想してなかった展開、幸運なライブ感を味わうことができるんだ、たまにだけど。
 教えることは楽しい。

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